先週から読み始めた太宰の斜陽を読み終えた。太宰の代表作の一つであり、当時(昭和20年代)ベストセラーになったというだけあって一気に読めた。時代の大きな流れに翻弄され没落していくある貴族の姿を、主人公かず子を通じて描いています。
太宰のもう一つの代表作である「人間失格」は裕福な家庭に育った男性が、自堕落的な生活をして堕ちていく姿を描いてますが、「斜陽」は、女性の視点から「生きることの意味・恋・女性の強さ美しさ・男性の弱さ・醜さ」いろいろなものを捉えてます。私は主人公と何一つ共通点は無いし共感は出来ませんが、世の中に対しそういう見方もあるのかと妙に感心させられました。人間失格も斜陽も太宰自身の家庭環境や自分の生き方をモチーフにした私小説的なものであり、太宰の人間性や生き方をつづった作品。
裕福な家庭で何不自由なく育てられ、自分の力で生きていけない人間と恵まれない家庭に育ち雑草の如く生きていく どちらが幸せか? 裕福な家庭で育ち雑草の如く生きていくのが一番ですがね!


