愛のカタチ

またまた京極夏彦です。今回は「覘き小平次」、江戸時代の怪談を題材に男と女の悲しき愛を描いた山本周五郎賞受賞作です。悲しき愛と書きましたが、普通に読めば、これを愛と言えるのでしょうか? 小平次の「お塚」に対するのは愛? 自分の境遇や無力からくる どうにもならないという虚無感から果ての果てにたどり着いた愛のカタチ? お塚の小平次に対する烈しい嫌悪感は愛の裏返し? こちらも己の過去の過ち、厭世からくる小平次がもつ虚無感へのあこがれ?

ハッピーエンドでも悲しい結末でもない不思議な物語、「嗤う伊右衛門」と対で読んでほしい。私の亀有愛はハッピーエンドで終わりますよ!(^^)!

 

コメントを残す